IGS NEWS 抄訳


2009年7月号 VOL.25.No.2

防衛大学校平川大貴

IGS会長コーナー(PP.2)
 地震や豪雨,洪水などの自然力に対して地盤災害を抑制するためには,地盤工学だけでなくジオシンセティックス工学の知見も必要となる事が述べられています。上記に関する詳細な内容は,第44回地盤工学研究発表会にて報告会が開催され,提言集(社団法人地盤工学会編:地震と豪雨・洪水による地盤災害を防ぐために-地盤工学からの提言-)は社団法人地盤工学会にて購入できます。

アジア諸国におけるIGS活動について(PP.3)
 アジア諸国のIGS各支部や活動が掲載されています。日本支部はアジア諸国で最も歴史があり,多くの会員,特にIGSの法人会員のうち1/6が日本支部会員であることが紹介されています。また,日本支部の近年の諸活動については第8回ジオシンセティックス国際会議(8ICG-Yokohama)が紹介されています。

次期IGS会長,副会長,理事の公募について(PP.5)
  次期IGS会長,副会長,理事の公募が掲載されています。任期は2010年〜2014年の4ヵ年です。日本支部からは大谷順会員(熊本大学)が理事(再任)に立候補されています。選挙は2010年1月31日〜3月31日において行われ,選挙結果は第9回ジオシンセティックス国際会議(9ICG-Brazil:2010年5月開催予定)にて発表されます。選挙については,詳しくは日本支部事務局の選挙情報をご覧ください。

GS賞(2006〜2009年)の公募について(PP.5-6)
 2006〜2009年の業績に対するIGS賞の公募について案内されています。IGS賞はIGS若手会員賞(The Young IGS Member Award)とIGS賞(The IGS Award)の2つの賞があり,それぞれ日本支部から推薦をしています。詳しくは日本支部事務局の案内(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jcigs/)をご確認ください。

2008年におけるIGSの諸活動について(PP.6 -5)
 2008年の1カ年におけるIGSの活動報告が示されています。日本支部に関しては,第23回ジオシンセティックスシンポジウム(神戸, 2008年12月開催)が紹介されています。

開催報告(PP.11-18)
 ジオシンセティックスに関して開催された以下の6つの会議などの開催報告が掲載されています。ご興味のある方は,IGS Newsもしくは各会議の公式HPをご覧ください。
1) Rencontres Ge´osynthe´tiques 2009 (PP.11-12),フランス共和国・Nantes,2009年4月2〜3日開催:遮水,排水,補強などの機能と製品管理といった多岐に亘る会議内容です。会議録はフランス支部にて購入することができます。詳しくは公式HP(http://www.cfg.asso.fr/home/home.php)をご覧ください。
2) Prague Geotechnical Days 2009(PP.12-14),チェコ共和国・Prague,2009年5月20〜21日開催
3) 34Th CEN/TC189 meeting (PP.14) ,ドイツ連邦共和国・Wu¨rzburg, 2009年5月28〜29日開催
4) 2nd International Seminar of “Earthworks in Europe”(PP.15),イングランド・London,2009年6月3〜4日開催
5) 9th International Geotechnical Conference “Geotechnical Monitoring”(PP.16) ,スロバキア共和国・Bratislava,2009年6月1〜2日開催,地盤工学分野におけるモニタリング技術に関する会議内容です。
6) 4th Symposium Environmental Geotechnics DGGT & 5th Freiberger geotechnic-Colloquium(P.17-18),ドイツ連邦共和国・Freiberg,2009年6月4〜5日開催

会告(P.18-22)
 IGS主催もしくは協賛の会議について,会告が掲載されています;
1) 9th Int. Conf. on Geosynthetics (9ICG),(PP.18-19)
会議日程・開催地:2010年5月23〜27日、ブラジル連邦共和国・Guaruja´
会議内容:水利利用、鉄道・道路、製品、補強、土と補強材との相互作用などジオシンセティックスの多岐に亘る分野
公式HP:www.9icg-brazil2010.info
特記事項:参加登録の受付が始まっています。2009年11月21日までに参加受付をすると,早期登録に伴う割引制度が利用できます。
2) Int. Symp. on Geotechnical Engineering, Ground Improvement and Geosynthetics for Sustainable Mitigation and Adaptation to Climate Change including Global Warming (PP.21)
会議日程・開催地:2009年12月2〜3日、タイ王国・Bangkok
会議内容:地盤環境に関する分野
公式HP:http://www.set.ait.ac.th/acsig/conference/
3) 3rd International symposium on geosynthetic Clay Liners (PP.22)
会議日程・開催地:2010年9月15〜16日、ドイツ連邦共和国・Wu¨rzburg
会議内容:ジオシンセティックスクレイライナー(遮水シート)に関する分野

Geosynthetics InternationalおよびGeotextiles and Geomembranes について(P.28-30)
 両誌はともにIGSの公式論文集であり,随時論文を受け付けています。それぞれの論文集において,最新号までの2〜3号に掲載されている論文の題目・著者名が示されており,論文(PDF形式)がリンクされています。

ジオシンセティクス関連の会議リスト(P.31)
 予定されているジオシンセティクス関連の会議・シンポジウムの一覧が掲載されています。

法人賛助会員リストおよび会員20年以上の法人会員の一覧(P.32-34)
 IGSは20年にわたりIGSの諸活動に貢献してきた法人会員を表彰しています。日本支部からは株式会社クラレが本年に表彰される予定です。

IGS Newsは,IGS本部の公式HP(http://www.geosyntheticssociety.org/indexigs.htm)からダウンロードできます。また,IGS本部HPではIGS関連の出版物の購入もでき,各言語の教育用リーフレット (http://www.geosyntheticssociety.org/guideance.htm)は無料でダウンロードできます。