IGS NEWS 抄訳


2008年7月号 VOL.24. No.2

防衛大学校平川大貴

IGS会長コーナー(P.2)
 2008年(Vol.24)からIGSニュースの編集者・編集方針が変更されており、本巻(Vol.24)から毎号IGS会長コーナーが新設されています。本号(Vol.24, No.2)ではIGSの各支部数の推移と、第4回ジオシンセティックスに関するアジア地域会議(2008年6月16日~20日:中華人民共和国・上海)での講演内容について記されています。会議ノートや講演で使われたスライドのPDFは、http://www.rs.noda.tus.ac.jp/soil/index.htmからダウンロードできます。

新IGS理事の紹介(P.2-3)
 先の選挙によって選出された新IGS理事の紹介が掲載されています。今回選出された新理事の任期は2008年~2012年の4カ年であり、8人の新理事が選出されました。日本支部からは桑野二郎教授(埼玉大学)が新理事に就任されました。

IGS理事会の開催報告(P.3)
 2008年6月16日に中華人民共和国・上海にてIGS理事会が開かれ、その開催報告が掲載されています。詳しくはジオシンセティックス技術情報・理事会報告をご覧下さい。

開催報告(P.4-11):
 以下の5つの開催報告が掲載されています;

1) International Symposium on Geotechnical Engineering, Ground Improvement and Geosynthetics for Human Security and Environmental Preservation (P.4-5):2007年12月6日~7日、タイ王国・Bangkokにて開催されました。

2) Geo-Congress 2008(2008年3月9日~12日、アメリカ合衆国・New Orleansにて開催)におけるASCE Terzaghi Lecture (P.5-6):J.P.Giroud博士(元IGS会長)による記念講演が行われました。

3) Sixth RILEM International Conference on Cracking in Pavements(P.6):2008年6月15日~19日においてアメリカ合衆国・Chicagoにて開催された舗装に関する国際会議です。

4) Geo-Environmental Engineering 2008(GEE 2008):P.6-7において2008年6月12日~14日において京都で開催された地盤環境に関する会議の開催報告が掲載されています。日本~大韓民国~フランス共和国~カナダの合同セミナーとして開催されており、本会議が第8回会議です。第9回会議はカナダ・Vancouverにて2009年春に開催される予定です。

5) Geosynthetics Asia 2008(P.8-10):2008年6月17日~20日に中華人民共和国・上海で開催されました。本会議は4年おきに開催されているジオシンセティックスに関するアジア地域会議で、本会議が第4回会議となります。IGS会長コーナー(P.2)に本会議に関連する事項がありますので、ご興味のある方はご参照下さい。

6) MERCEA’08(P.10-11):2008年7月8日~11日の期間でイタリア共和国・Reggio Calabriaにて開催された地震工学に関する国際会議です。

会告(P.11-13):
 以下の会議の会告が掲載されています;

1) GeoAfrica 2009 (P.12):2009年9月2日~4日の予定で、南アフリカ共和国Cape Townにて開催予定のジオシンセティックスに関するアフリカ地域会議です。会議の詳細については詳しくは公式HP(http://www.gigsa.org)をご参照下さい。

2) 9th International Conference on Geosynthetics(P.12-13):2010年5月23日~27日において、ブラジル連邦共和国・Guarujáにて9th International Conference on Geosynthetics(第9回ジオシンセティックス会議:9ICG)が開催されます。会議内容は水利利用、鉄道・道路、製品、補強、土と補強材との相互作用などジオシンセティックスの多岐に亘る分野です。本会議は4年毎に開催されるジオシンセティックスに関する国際会議です。
2008年10月30日が論文概要締切り、本論文提出は2009年5月31日が予定されています。論文提出を希望される方は公式HP(http://www.9icg-brazil2010.info)、もしくは本ジオシンセティックス技術情報の会告をご覧下さい。

Geosynthetics InternationalおよびGeotextiles and Geomembranes について(P.18-20)
 両誌はともにIGSの公式論文集であり、随時掲載論文の募集を行っています。Geosynthetics International については、Vol.20(2003)より電子化され、IGS会員であれば無料で閲覧することができます。詳細はThomas Telford のHP(www.thomastelford.com/geosynthetics)を参照下さい。また、IGS本部のホームページ (http://www. geosyntheticssociety.org/indexigs.htm)でもリンクされています。本号よりGeosynthetics International(Vol.15, No.2-3)およびGeotextiles & Geomembranes(Vol.26, No.3-4)に掲載されている論文題目、著者および簡単な概要が掲載されています。

Geotextiles and Geomembranesの2007年最優秀論文 について(P.20)
 2007年に出版されたGeotextiles & Geomembranes(Vol.25)での最優秀論文が掲載されています。日本支部会員では、龍岡文夫教授(東京理科大学)、舘山勝博士(鉄道総合技術研究所)、毛利栄征博士(農村工学研究所)、松島健一氏(農村工学研究所)の連名による以下の論文がHonorable Mentionに選出されました;
Tatsuoka, F., Tateyama, M., Mohri, Y. and Matsushima, K., 2007, Remedial treatment of soil structures using geosynthetic-reinforcing technology, Geotextiles and Geomembranes, Vol.25, Nos. 4 & 5, pp.204-220.

ジオシンセティクス関連の会議リスト(P.21)
 ジオシンセティクス関連の会議、シンポジウム等について、開催日、開催地、連絡先などの簡単な情報が掲載されています。

法人賛助会員リスト(P.22)
 法人賛助会員のリストが掲載されています。

IGS NewsはIGSのホームページ(http://www.geosyntheticssociety.org/indexigs.htm)からダウンロードできます。


update : 07/12/15