IGS NEWS 抄訳


2006年11月号 VOL.22.No.3

東京理科大学平川大貴

新IGS会長の紹介(P.1-3)
 2006年6月〜7月に行われたIGS会長選挙の結果、龍岡文夫教授(東京理科大学)が新IGS会長に選出されました。任期は2006年から2010年です。新IGS会長の基本方針が示されています。課題として、1)新しい地域でのIGS支部の設立と支部活動の活性化、2)個人会員数の増加、3)国際学会のとしての健全な財政運営、4)法人会員数の増加、5)会員間のより密な情報交換を挙げ、それぞれの課題に対する方針が示されています。これらの基本方針の詳細は、IGS技術情報2006年11月号でも紹介されています。
 また、IGSの運営は選挙で選ばれた会長、副会長、理事で理事会を構成して行われます。2006年以降の理事会構成メンバーがP.4およびP.28に掲載されています。日本からは、大谷順教授(熊本大学)が新理事となりました。

前IGS会長の挨拶(P.4-5)
 前会長のDaniele Cazzuffi博士の退任に伴い、任期間での活動概要が示されています。

8ICG-Yokohama開催速報(P.5-7)
 2006年9月18日〜22日においてパシフィコ横浜で開催された第8回ジオシンセティックス会議(8ICG-Yokohama)の速報が紹介されています。8ICG-Yokohamaでは、52カ国852名の参加者がありました。8ICG-Yokohamaでは初めて実務者と研究者との討論会(the Practitioners and Academics Forum)が開かれました。また、本会議の前には、J.P.Giroud博士とChris Lawson氏による特別講演と、トレーニングコースも開催されました。8ICG-Yokohamaの開催速報はIGS技術情報2006年11月号に掲載されており、本号で会議詳細の特集が掲載されています。

IGS理事会(P.8-9)
 8ICG-YokohamaではIGS理事会も開催されました。会議前の2006年9月18日にDaniele Cazzuffi前会長による理事会が、会議後の2006年9月23日に新理事会が開催されました。会議概要と参加者が掲載されています。また、IGSの活動に貢献した方々(IGS Pioneers)もP.9に紹介されています。

IGS賞(The IGS Student Award, The IGS Award, The IGS Achievement Award)、IGS Honourary Membership&The IGS Plaqueの表彰(P.10-14)
 2005年〜2006年におけるThe IGS Student Award (P.10-11)、The IGS Award (P.11)およびThe IGS Achievement Award(P.12-14)の各賞の受賞者が紹介されています。日本からは中島進氏(東京大学大学院)がIGS学生賞(The IGS Student Award)を受賞されました。
 8ICG-Yokohamaでは、これらのIGS各賞だけでなく、IGS Honourary Membership(P.11)とThe IGS Plaque (P.12)の表彰も行われました。

IGSの歴史(P.14-16)
8ICG-Yokohamaの開会式では、IGSの活動・歴史についてJ.P.Giroud元IGS会長により紹介されました。IGSの設立から現在までの活動について示されています。

支部紹介:チリ(P.16-17)
IGSチリ支部が紹介されています。

会告:Sardinia 2007(P.18)
 2007年10月1日〜5日にイタリア共和国CagliariにてSardinia2007(11th International Waste Management&Landfill Symposium)が開催されます。本会議は廃棄物管理と埋立に関する国際会議です。会議の詳細はGeneral Information(info@sardiniasymposium.it)までお問い合わせ下さい。

会告:IS Kyusyu07(P.18)
IS Kyusyu07(5th International Symposium on Earth reinforcement)が2007年11月14日〜16日に福岡で開催されます。詳しくは、本号会告もしくはiskyusyu@kumamoto-u.ac.jpまでお問い合わせ下さい。

会告:GeoAmericas2008(P.18-19)
 2008年3月2日〜5日にメキシコ合衆国CancunにおいてGeoAmericas2008(The first pan American Geosynthetics Conference and exhibition)が開催されます。会議内容は、主に事例、高分子材料、(性能)設計、施工法、原位置調査などです。論文概要の締め切りは2007年1月31日です。詳しくは、会議HP(www.geoamericas.info)をご参照下さい。

会告:Geosynthetics Asia 2008 (P.19)
 Geosynthetics Asia 2008(4th Asian regional Conference on Geosynthetics)が中華人民共和国上海で2008年6月17日〜20日に開催されます。会議内容は、ジオシンセティックスに関係する物性・挙動や試験法や、水工構造物や舗装、盛土構造物の施工例や応用などです。論文概要の締め切りは、2007年5月31日です。詳しくは会議HP(www.4acg-2008sh.com)をご参照下さい。

会告:EuroGeo4 (P.20)
 2008年9月7日〜10日にスコットランド、Edinburghで開催されるEuroGeo4(4th European Geosynthetics Conference)の会告が示されています。会議内容はジオシンセティックスを用いた土構造物、数値解析やモデル化、設計などに関して幅広い内容となっています。論文概要の締め切り日は2007年8月30日です。詳しくは、会議HP(www.eurogeo4.org)をご参照下さい。

2006 Young IGS Award受賞者紹介(P.20-23)
 2006Young IGS Award受賞者として、Young In oh博士、Nathalie Touze-Foltz博士およびFran?ois Cartaud博士が紹介されています。

Geosynthetics InternationalおよびGeotextile and Geomembranes について(P.24)
 両誌は、ともにIGSの公式論文集であり、随時掲載論文の募集を行っています。Geosynthetics International については、Vol.20(2003)より電子化され、IGS会員であれば無料で閲覧することができます。Geotextile and GeomembranesもIGS会員であれば無料で閲覧することができます。詳細は、Thomas Telford のHP(www. thomastelford.com/geosynthetics)をご参照下さい。また、IGS本部のHP (http://www.geosyntheticssociety. org/indexigs.htm)でもリンクされています。

法人紹介:Geosolutions社(P.25)
 法人会員紹介として、ブラジル連邦共和国のGeosolutions社が紹介されています。

ジオシンセティクス関連の会議リスト(P.26)
 ジオシンセティクス関連の会議、シンポジウム等について、開催日、開催地、連絡先などの簡単な情報が掲載されています。

IGS法人会員リスト(P.27)
 発行時点で登録されている法人会員の社名、国名、登録年が掲載されています。

IGS NewsはIGSのホームページ(http://www.geosyntheticssociety.org/indexigs.htm)からダウンロードできます。


update : 07/3/30