国際ジオシンセティックス学会日本支部では,学会活動をより活性化するために,ジオシンセティックスシンポジウム(ジオシンセティックス論文集)に採択された論文およびジオシンセティックス技術情報に掲載された技術報文の中から,優れた論文,技術報文に対して下記の支部賞を授与しています。
JC-IGS 論文賞,JC-IGS 論文奨励賞の対象は,2007,2008年のジオシンセティックス論文集に掲載されたもので,JC-IGS 技術賞,JC-IGS 技術奨励賞の対象は,2007年3月号〜2008年11月号のジオシンセティックス技術情報に掲載された技術報文です。また,受賞者の資格は,IGS日本支部の会員(個人会員,学生会員,特別会員)および会員を代表とする機関あるいはグループで,JC-IGS 論文奨励賞については,募集公示年の1月1日現在における年齢が満35歳未満の個人会員または学生会員です。
各賞は,行事委員会,編集委員会において推薦された論文,技術報文をもとに2段階の審査の後,表彰委員会で決定致しました。2009年12月に行われたジオシンセティックスシンポジウムにおいて表彰式を開催し,受賞者を発表し,支部長が各賞の授与を致しました。

1. JC-IGS論文賞
(ジオシンセティックスに関する学術および技術の進展に顕著な貢献をした論文の著者)

○相馬亮一,園田陽介『繰返し水平載荷による盛土の沈下・土圧増加とジオテキスタイル補強による解決』
○井澤淳,桑野二郎『壁面変位を用いた補強土擁壁の地震時損傷度評価』

 2. JC-IGS論文奨励賞
(ジオシンセティックスに関する研究を行い,将来,学術および技術の進展に貢献が期待される論文の著者)

○松島健一『補強土の直接せん断試験による引張り補強効果の強度発現メカニズムとその評価』
○椋木俊文,永田孝輔,谷口徳晃『X線CT法を用いた破損ジオメンブレンからの地盤内漏水可視化実験』

3. JC-IGS技術賞
(ジオシンセティックスに関する技術の進展に顕著な貢献をした,個人・グループ)

○毛利栄征,松島健一,堀 俊和,有吉 充,山崎真司,龍岡文夫
『地震・洪水による堤体の災害と補強土工法による減災技術の開発』
 

4. JC-IGS技術奨励賞
(ジオシンセティックスに関する技術的研究を行い,将来,その実用化等に発展が期待される個人・グループ)
○原 健二,澁谷 啓,齋藤雅彦
『ジオシンセティックスを用いた「L型排水盛土防水工」の研究開発』
 
 


文章・写真の提供: 三井化学産資株式会社(IGS日本支部表彰委員) 山崎真司


update: 2010/11/29